雑司が谷のソレカラ

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林美蘭(Rin Miran)さんをご紹介します。

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3月19日から4月21日まで、

「女性という美について ―プロローグー」 と題しまして

新鋭の女流画家・林美蘭(Rin Miran)さんの作品を展示します。

 そこで少しmiranさんについご紹介したいと思います。

1982年、画家林忠赫と林成慧さんの長女として生まれました。

2004年に国画会入選、これは在日女性としては初めてのことです。

そして2007、2009、2010年にはOgallery銀座にて個展を開催。

2008年には目白駅構内、アートスペースでも展示しています。

 

2013年社団法人亜細亜美術協会 新人大賞、2017年武蔵野アールブリュット2017 

審査員賞、社団法人亜細亜美術協会クサカベ賞などを受賞。

 

「絵画で社会を結ぶ」「社会とつながる

●2009年ころインドでワークショップに参加したことをきっかけに、社会の課題に関わりながら創作、展示をするという手法に興味を抱き、2012~013年には千葉県の盲学校に働きかけ視覚障害のある子供たちによる絵画展を運営・企画し、特殊なみつろうペンで描いた立体感のある絵画を展示しました。

●3.11では「言葉では断絶がおきている。アートで言葉を超えてほしい」その一言を受けて「現地に行き、見て、聞いて、知って描く」フクシマプロジェクトを始めています。

 

「#ぴーちゃん」

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●Miranさんが暮らす千葉県八千代市。この八千代市を応援する独身貴族の落花生「#ぴーちゃん」の中の人となってコーヒーから人生のつぶやき、八千代のイベントなど色々とつぶやいています。<#ぴーちゃん @pi_sham>

 

そして今回の 「女性」という美について −プロローグ は…

<以下林美蘭(Rin Miran)さんのFacebookからの引用です>

   https://www.facebook.com/miranartworks/

命題 「A: 絵画は美を描くものである
B:女性には美が宿っている
よって、絵画とは女性を描くものである」

「美とは何か」これは芸術においては普遍的なテーマです。
西洋の絵画では、その「美」は「女性」に表されるとされ
時代の変化とともに様々な女性像を通じて表現されてきました。

古代ギリシャで「美」は「善」や「真」と同意義語であり、
理想的なプロポーションの彫刻像にその理念を見ることができます。
宗教的時代には聖母マリアを中心とした聖書の登場人物たちを通じて美の持つ神聖な側面や、
ルネサンス以降は官能的なビーナス像にその時々の美のあり方を見ることができます。
19世紀にはファム・ファタールの作品が多いのですが、その破壊的な魅力もまた「美」の持つ性質であることと理解されていたのでしょう。近代以降は、巨匠と呼ばれる画家たちには
「ミューズ」と呼ばれる女性が存在しており彼女らが数々の名画の誕生と切っても切り離せないとされ、評価されています。

しかし、現在は生物学的な性別のとアイデンティティとしての性のあり方が捉え直されてきております。また、これまでのように男性画家たちが女性に見出した「美」は
果たして女性画家が描く絵画にも等しく見出されるのでしょうか?

今回の展示はその答えの模索に向けてのプロローグになります
大小合わせて10点あまりの油彩作品を展示予定です。

ご観覧いただけると幸いです。

林美蘭

 

皆様、ぜひ!